旧車は自動車税と重量税が高くなってしまう?

旧車の人気は続いていて、いつかは旧車に乗ってみたいという方も多いのではないでしょうか?
もちろん旧車に乗るからにはメンテナンス等の費用は現行の車よりも高くつくことは覚悟していると思いますが、
どんなに上手に・丁寧に管理したとしても絶対に費用が現行車よりも高くなるものが税金です。
今回はその税金について現行車と比較しつつ検証してみます。

自動車にかかる税金のおさらい

自動車税・・・
毎年1回、4月1日現在の所有者に課税されます。
排気量に応じた税額になります。

自動車重量税・・・
車検の時に納めます。
車両重量に応じた税額になります。

自動車取得税・・・
車を取得し登録の際に納めます。
自動車の価格に応じた税額になります。







旧車の税金の具体例

今回サンプルとして取り上げる車は手頃な価格で旧車ライフを始めやすい[日産セドリック230]です。
生産は1971年から1975年の自動車です。
カタログスペックは
エンジン排気量:2.6L/2.0L
全長:4,690 mm
全幅:1,690 mm
全高:1,455 mm
ホイールベース:2,690 mm
車両重量:1,345 kg

自動車税は2.6Lの場合、税額は51,000円、2.0Lの場合は39,500円ですが、初年度登録から13年経過した車15%増しの税額になるので
税額は2.6Lで58,600円、2.0Lで45,400円になります。
同じ排気量の車を所有しているとして、2.6Lで7,600円、2.0Lで5,900円の負担増が毎年続きます。

自動車重量税も初年度登録から13年経過した車に税額の加算があります。18年経過した車にはさらに加算があります。
車両重量1,345 kgの場合、13年経過していない車の自動車重量税は24,600円/2年です。
13年経過だと34,200円/2年、18年経過だと37,800円/2年です。
[日産セドリック230]は初年度登録から18年以上経過しているので37,800円/2年です。
13年未経過車と比べて13,200円/2年(1年あたり6,600円)の負担増です。
エコカー減税対象の車は自動車重量税も優遇されていて15,000円/2年で、
18年以上経過車との差額は22,800円/2年(1年あたり11,400円)にもなります。

中古車の場合、自動車取得税は車両ごとに決められている「課税標準基準額」に「残価率」を掛けて計算をしますが、
18年以上経過車だと0円です。
新車で200万円の自動車を購入した場合、自動車取得税はだいたい5万円ほどなので、ここだけは旧車の方が安く済みます。
優遇されているエコカー減税対象車の場合も0円のことがありますが・・・。

旧車の税金のまとめと現行車との比較

[日産セドリック230]を所有する場合
自動車税:2.6Lで58,600円/年、2.0Lで45,400円/年
自動車重量税:37,800円/2年
自動車税と重量税の合計:1年あたり2.6Lで77,500円、2.0Lで64,300円

同じスペックの現行車との比較
自動車税と重量税の合計:1年あたり2.6Lで14,200円増し、2.0Lで12,500円増し

同じスペックの現行車(エコカー減税対象車)との比較
自動車税と重量税の合計:1年あたり2.6Lで19,000円増し、2.0Lで17,300円増し
※エコカー減税対象車の自動車税の減税は初年度登録の翌年1回だけのため計算に入れていません。

以上が旧車の税金についてのまとめになります。

困ったことに旧車はエアバックなどの安全装備がついていないため自動車保険も現行車よりも高くなる傾向にあります。
維持費の高さを超える魅力を感じて旧車に乗りたいと思っている方々だと思いますが維持費のことも頭の片隅には置いておきましょう。




2018年6月27日
カテゴリー : お役立ち情報



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